以前から大島紬で折鶴を作ったら奇麗だろうなと思ってチャレンジしていましたが、大島紬に限らず布で折り紙のまねをするのは意外に難しくあきらめていました。
しかし先日ふと思いついてやってみたらうまくいったのでご紹介します
コピー用紙でも何でもいいので紙を大島紬にバイアスに貼り付けて正方形に整えます。
これだけで折り紙のように扱うことができます。
布は折っても元に戻ろうとする力が働くので、それを抑えるために折り目が良くつく紙を貼り付けます。また布は切れ端がほつれるのでバイアス(斜め)に貼り付けることで糸がほつれるのを防ぐことができます。
我ながら理論に基づくナイスアイディア!
かっこいい和紙なんか使うともっといいかも!
さあバンバン売りまくるぞ!・・・と思いましたが、
計算すると1枚が1000円以上になりそうです。
いくらなんでもあんまりでしょう。(笑)
それでも欲しい方はご連絡ください。
大島紬の織元ではありますが・・・
正直言って普段はポケットがたくさんついていて、動きやすいカーゴパンツを愛用しています。
ちょうど1年前くらいに「A-Z」で買ったカーゴパンツのひざが破れてきたので、捨ててしまおうかと思いましたが、これから夏だし半パンのリメイクに挑戦してみました。
穴が開いたひざ部分だけカットして裾部分と合体!
裾部分は狭いので大島紬のハギレで継ぎ足しました!
強度の問題を考慮して大島紬には接着芯を貼ってあります。
合体部分の縫目が当たって多少気になりますが、あと1年ははけるかな?
最初はどうなることやらと思っていましたが、どうにかカタチにはなりました。
配色はともあれ我ながらなかなかの出来映えだと満足しております。
今年の夏はこの半パンと「いっちゃびら(大島紬のアロハ)」でキマリです。
最近は着物のリメイクでシャツを作られる方も割といらっしゃいます。
画像は男物の大島紬の着物をリメイクしたものです。
大島紬らしい渋くていい色のシャツが出来上がりましたが、
更の反物から仕立てるよりもリメイクの方が手がかかります。
仕立てる前に着物をを解いて筋消し、湯通しをして、仕立てられる状態にしなければなりません。
また、ただでさえ幅が狭い生地なのに裁断された状態であり、汚れや切れやこすれ等の傷があることもあり、それを考えて仕立てなければなりません。
生地の取り方はおろか、何枚作れるかさえやってみなければわかりません。
そして何といってもお客さんの思い入れのある二つとない生地です。
本当に責任の重い仕立て屋さんの腕が試される仕事ですが、今回もビシッと仕立てて頂きました。
工場の片隅に場所を開けて桑の木を2本植えてみました。
養蚕を始めるわけではありませんが、実も食べられるみたいだし、葉っぱもお茶に出来るみたいだし、蚕も飼えれば面白そうだし、ちょっと軽い気持ちで植えてみました。
近所のおじさんが言っていましたが、数十年前まではこの辺りは桑畑がたくさんあって養蚕をやっていたんだそうです。
全く記憶になく、初耳でした。
かつて鹿児島県で大島紬が産業として成り立っていたことが垣間見られます。
とりあえず桑を育てる環境としては問題ないということがわかったので安心しました。
ドライバーの無精によるエンジン破損によりアトレー君がいなくなってから先日やっと新しい相棒が来てくれました。
街中でトラックで解体屋に運ばれていく車を見て「お父さんの車よりアッチの方がいいんじゃないの?」と子供にバカにされながら古い車を修理しつつ乗るのが趣味でしたがそんな贅沢?も言っていられなくなってしまいました。
不本意ながら日産クリッパーの新車を近くの福重モータランドのコアラクラブを利用してリースすることになりました。車検も整備もおまかせで時間と手間を考えればかなり安い!というかやれることがほとんど無くなってしまいました。また趣味がひとつ遠のいてしまいましたが本職には集中できます。
新車といっても経費削減のためにとことんグレードを落として、今となっては珍しいマニュアルトランスミッション!
そして、
これまた今となっては珍しいマニュアルウインドウ!!
そしてそして、
世界初?大島紬のシートカバー!!!(自作)
大島紬をお尻に敷くなんてありえない!と業界の重鎮には叱られそうですが・・・
市販のシートカバーに大島紬を縫い付けてみました。
縞格子の大島紬と正藍龍郷柄の大島紬を使っています・・・ありえない・・・
ひとつの柄だけ使えばもうちょっとカッコよくなったかと思いますが、思うところがあって2柄使ってみました。
さて、ドライバーの???kgの重量に伴う摩擦、そして紫外線と車内の高温にどれだけ耐えることができるのでしょうか?
座り心地はというと、滑り過ぎるかなと思っていましたがそんなこともなく、一筋一筋柄を合わせて織ってくれた織工さんたちの魂が感じられて多少お尻がむずがゆいです。
特に昼前に見てしまうとお腹が空いてくる画像ですが、その下の下に大島紬のランチオンマットを使っていただいた東京渋谷の洋食居酒屋「月乃ひかり亭」様のこだわりの料理達です。
気分的にはイカスミのクリームシチューです。
織り上がったら終わりではありません。
着物でも洋服でも仕立てる前には湯通しを行い、
織るために付けたノリや油及び汚れを落とします。
ですので、湯通しの後は本来の絹織物の柔らかさになります。
当工房では湯通し時に縮みの処理も行います。
大島紬のような平織りの絹は縮みは少ないほうですが、やはり教科書どおり3~4%は縮みます。
1反(約12m)だと最大で約50cmも縮んでしまいます。
本日は洋服用大島紬の湯通しです。
干す場所が限られるため、1回で数反しかできません。
今回はたくさんあるのでいっぺんにやってしまいたいのですが、そうもいきません。
~以下別のブログからコチラへ引っ越してきました。~
2013.10.27
シルク生地の耐久性、変色及び黄変の比較のため、屋外と屋内で一定期間をおいて調査します。
生地及び糸自体の変色及び黄変を見たいので、出来るだけ染色していないものを準備しました。
左が独自加工処理した絹糸を使用した大島紬。
右が従来の絹糸を使用した大島紬。
屋外用、屋内用にそれぞれ2枚ずつ準備しました。
比較のため、綿(コットン)100%生地も準備しました。
大島紬については糊落しのため湯通し実施
屋外用は工場南側壁面に設置しました。
風で移動しないようタイラップで軽く固定。
長期になればプラスチックがどこまで持つか不安ではある。
屋内用は日陰で乾燥させてから書類ロッカーの中へ保管
一応最初の1カ月は1週間おき、その後は状況次第で1カ月おきくらいに記録できればと思います。
H25.11.30から2日間、MBCメディアホールにて開かれました。
新作大島紬の展示をはじめ、H26年度大島紬クイーンコンテスト、鹿児島純心女子短大の生徒さんによる大島紬ファッションショーなどが行われ、たくさんのお客様にご来場いただきました。
本場大島紬織物協同組合のブログにもこの時の様子が掲載されていますのでご覧ください。
当工房の大島紬を使用して特注で作って頂いたゴールデン大島シャツです。白大島の切り返しがなんともおしゃれです。そして桜島の写真を焼き付けた桐箱がシャツを引き立てます。高山CHOYAソーイングこだわりの一品です。展示のためにお借りしたものを撮影させていただきました。
泥染め大島紬シャツ。亀甲ちらし柄で泥染め独特のにぶい光沢を放ちます。とてもシャツに合うしぶい柄です。生地も柔らかく、写真ではわかりませんが泥染め特有の香りが漂います。
急ぎのサンプル作成で仕立てた大島紬シャツを桐箱をお借りして撮影しました。
薩摩焼で作ったボタンです。絵付けをせず上薬のひびの模様(貫入)を生かした「無垢薩摩ボタン」です。
たくさん着てもらいながらも末永く愛用してもらうために最新の染色・糸加工技術を用いた高品質な大島紬で作成したシャツです。
2013わっぜーかフェスタに大島紬織物協同組合青年部が出展するのに当工房から着付けしたマネキンを出させていただきました。前日1日がかりで苦労して着せたので記念にパチリ。仮縫いの状態だったのでサイズが全く合わずホントに苦労しました。ちょっとはしょりが長い気もしますが、、、